サンコーテクノは、回転や打撃力によりアンカー自体が拡底部の削孔と拡張を行う「自穿孔型拡底式あと施工アンカー」の技術を確立した。専用ツールを利用し、母材からのアンカー抜き取りも可能だ。
サンコーテクノは2019年9月、回転や打撃力によりアンカー自体が拡底部の削孔と拡張を行う「自穿孔型拡底式あと施工アンカー」の技術を確立したと発表した。
アンカーが削孔し大きく拡張するため、施工が簡単であり、従来の施工アンカーと比べすべりや抜けが発生しにくいという特徴を持つ。また、専用ツールを用いて簡単に母材からアンカーの抜き取ることが可能だ。
一般的に使用されているあと施工アンカーは、拡張による摩擦力や接着剤による付着力によって固着される。しかし、母材の経年劣化によるアンカーの耐力低下や、設備更新時のアンカーの取り換えなど、付帯設備の固定における新設および維持更新には課題があった。サンコーテクノは、本技術がこれらの課題解説につながるとしている。
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