三井不動産が商業施設「COREDO室町テラス」をオープン、店舗デザインに台湾の書家や建築家が参画プロジェクト(2/2 ページ)

» 2019年10月04日 09時00分 公開
[遠藤和宏BUILT]
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COREDO室町テラスは昼夜を問わず賑う場所を目指す

三井不動産 代表取締役社長の菰田正信氏

 2019年9月27日に開催されたCOREDO室町テラスのオープニングセレモニーで、三井不動産 代表取締役社長の菰田正信氏は、「現在、三井不動産では、“残しながら、蘇らせながら、創っていく”をコンセプトに再開発プロジェクト“日本橋再生計画”に取り組んでいる。その計画に基づき建設したCOREDO室町1、2、3に続き、整備した商業施設がCOREDO室町テラスだ。COREDO室町テラスは、住民や労働者、観光客などが集い、交流し、昼夜を問わず賑(にぎ)わう場所とするべく開発を進めてきた。大屋根広場は、日本橋に潤いをもたらしたいという思いで設置した。都心にありながら、陽の光や風を感じられるスペースとなっているので、憩いの場として活用してもらいたい」と語った。

誠品生活 董事長のマーシー・ウー氏

 オープニングセレモニーで、誠品生活 董事長のマーシー・ウー氏は、「2017年に、当社の創業者である父のロバート・ウーと一緒に、菰田社長に会い、聞かせてもらった2つの話が印象に残っている。まずは、“不動産は資産だと思われがちだが、これからは、新しい暮らしや仕事、価値を提供する場となる”ということ。もう一方は、“ショッピングモールの機能を買い物から人の出会いの場に変えることができれば、サイバースペースにいる人達をリアルの世界に導けるかもれない”という言葉だ」と述べた。

 さらに、そういった菰田氏の言葉を踏まえて、「誠品生活 日本橋は、価値ある時間を創造する空間である他、日本と台湾の文化が行き交う場として、文化の香りが漂い、心が暖まる店づくりを心掛けていく。顧客に素晴らしい体験を提供できる店となることを期待している」とコメントした。

COREDO室町テラスのテープカット(左から日本橋三丁目地区市街地再開発組合 理事長の田中廣氏、三井不動産 代表取締役社長の菰田正信氏、誠品生活 董事長のマーシー・ウー氏、三井不動産商業マネジメント 代表取締役社長の青柳雄久氏)
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