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» 2019年10月03日 05時42分 公開

BAS:三菱電機ビルテクノが機械学習シミュレーションと遠隔制御で、ビル空調を自動スマート化 (2/3)

[石原忍,BUILT]

「ファシーマサポート契約」の新オプションという位置付け

 ファシーマBAシステムには、取得したデータを活用して、省エネや運用の効率化の改善提案を受けられる「ファシーマサポート契約」が用意されており、「システム保守・サポート」「クラウドサービス」「スマート・プランニング・アシスト」を提供している。新サービスのスマート・省エネ・アシストは、この一つとして追加される。

「スマート・省エネ・アシスト」の位置付け
「アクティ省エネ制御」によるピーク電力と電力量の削減

 サービスの流れとしては、まず省エネシミュレーションで、実際の稼働状況を用いて、精度の高い電力削減目標を設定する。次に、この目標をクリアするため、データを管理しているファシリティセンターで、気象実績や気象情報から1日の需要を予測して、稼働スケジュールを生成。アクティブ省エネ制御によって、人を介さずに30分単位で細かく空調を制御する。

 ビルの電力需要を前年度のデータや当日の天候から予測して空調を適切に制御することで、「ピーク電力」と「電力使用量」の両方を24時間365日最適化する。ビルの電気料金は、基本料金単価×ピーク電力=“基本料金”と、電力量料金単価×電力使用量=“電力量料金”から成るため、電力料金の削減にもつながる。

 省エネ効果の確認は、専門スタッフがファシリティセンターのクラウドにアクセスすることで、非制御時間の電力実績から30分制御をしなかった場合の予測値を算出して、実績との差分を取って時間ごとの省エネ効果を確認する。さらに、昨年度実績、目標値、今年度の実績が一目で確認でき、月間・年間の予実管理に生かせる。こうした省エネ効果のデータをiPad上で顧客に見せることで、より効率的な改善策の提案につなげ、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Action)のPDCAサイクル全体を通した省エネ化のサポートが可能になる。

「スマート・省エネ・アシスト」のシステムイメージ

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