建設コンサル向け業務管理システム「Direct R」が、業務改善に有効なワケ建設業の働き方改革(2/3 ページ)

» 2019年08月19日 10時13分 公開
[石原忍BUILT]

Direct Rの他に無い有意性

 第2部は、川田テクノシステムのDirect Rシステム担当者が、建設コンサルタント130社に導入された経営情報システム「Direct R」の特徴をプレゼンした。

 Direct Rの機能は大別すると、営業管理、原価管理、日報管理、社員精算の4つのシステムから成っている。そのため、建設コンサルタント業の営業/技術/管理の各部門が抱える課題を解決するとPR。

Direct Rの機能全体図
Direct Rの特徴

 営業部門での活用では、公示前・公示段階・契約段階と各フェーズの日時、規模、期待感などを全社で共有でき、入札結果や受注実績などのデータ分析では、動向や傾向が可視化され、新たな案件獲得につなげられる。見積書・委任状・入札書といった帳票作成やTECRIS登録の際には、データ引用や支援機能で効率化が図れる。

営業部門の課題解決。公示前情報を共有することができる

 技術部門では、人件費は日次で計算され、手間のかかる間接費の配賦を含めた原価計算がスピーディーになり、何にいくらかかっているかを進捗に応じて特定できる。また、働き方改革に伴い、各種アラート機能で個人に残業抑制も促せる。

技術部門の課題解決。タイムリーな原価把握と状況分析

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