ニュース
» 2019年05月23日 07時00分 公開

建設×VR/AR/MR:リアルなVR体験に新シミュレーション追加、バックホーでの4つの事故を体験

アクティオは、2018年から展開している建設現場の事故0を目指すVRレンタルサービスに、バックホーによる不安全行動を体験できるシミュレーションを2019年8月に追加する。バックホーによる横転、旋回での巻き込みなどの4つの事故を体験できる。

[遠藤和宏,BUILT]

 アクティオは2019年5月21日、新安全教育システム「Safety Training System of ACTIO(セーフティートレーニングオブアクティオ) バックホー編」を2019年8月からサービスを開始すると発表した。

荷吊り状態での過速度旋回による横転事故

 同システムは、バックホーによる荷吊り状態での過速度旋回による横転事故、バックホーの旋回に巻き込まれ被災する事故、バック走行時に後方の人に気付かず巻き込む事故、鉄板の端を踏み反対の鉄板が持ち上がり被災する4つの不安全行動を体験できる。

バックホーに乗車しているようなリアルなVRを実現

 バックホーによる横転事故と旋回に巻き込まれる事故は特に多いという。横転事故に関して「特に若手のオペレーターが、バックホーの運転に慣れたころに、通常クレーンモードで旋回を行わなければいけないところ、スピードが上がる掘削モードで旋回し、横転するというケースを多く聞く」(同社)。

専用のコントローラーでリアルな運転を体験可能=5月21日、アクティオ本社

 使用するVR機器は、従来のVRヘッドマウント、ヘッドフォン、PC、専用カメラ×2台、三脚に加え、専用コントローラー2台で構成される。

横転事故を体験した被験者はリアルなシミュレーションによろめく=5月21日、アクティオ本社

 VRヘッドマウントは、ディスプレイ解像度1600万画素に210度の視野角を搭載した「STARVR ONE(スターブイアールワン)」を採用している。同製品の広い視野と高画質の映像により、従来の視野角110度のVRで発生したVR酔いや主流での没入感の問題を解決している。

 2019年5月21日にアクティオ本社で行われた実演デモでは、バックホーの横転と旋回での巻き込みのVR体験を披露。被験者が、バックホーによる横転事故の映像の際に、リアルさのため、その場で現実によろめく光景も見られた。

 なお、現在販売価格などは未定。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.