東京・練馬にある「光が丘清掃工場」の老朽化に伴う建て替え工事で、建設した仮設テントが、世界最大の負圧密閉式テントとして、ギネスに認定された。
鴻池組、トータル環境、今泉テント、環境リースの4社は、東京都練馬区にある光が丘清掃工場の建て替え工事で建設した仮設テントが、2018年12月26日付で世界最大の負圧密閉式テント(Largest negative pressure containment tent)として、ギネス世界記録に認定されたことを公表した。ギネスのワールドレコードに登録されたテントは長さ150×幅77.30×高さ45.90メートルで、体積は43万1545.30立方メートル。
1983年に竣工した光が丘清掃工場は、施設の老朽化による建て替え工事を2016年6月に着手した。2018年9月までの既存施設の解体工事を経て、建物、煙突、プラント、外溝/植栽の工事を順次進め、2021年3月の完成を目指している。発注は東京二十三区清掃一部事務組合で、設計・施工はタクマ・鴻池JV。
清掃工事の立地する光が丘は、戦時中に飛行場だった跡地をGHQがグランドハイツ(家族住宅)として利用し、1973年に米軍から国へ全面返還された土地。その後、東京都住宅供給公社の都営住宅や日本住宅公団(現・都市再生機構)が供給した公団住宅として総住宅戸数1万2000戸の大規模団地「光が丘パークタウン」が整備された。
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