「光が丘清掃工場」の建て替え工事で“負圧密閉式テント”がギネス認定解体工事の騒音・粉じん問題解決(2/2 ページ)

» 2019年05月07日 05時04分 公開
[石原忍BUILT]
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テント内に集じん機を設置し、粉じんの影響を低減

 そのため、解体工事の際は、周辺が住宅地であることを考慮し、超大型の仮設テントで清掃工場全体を覆った。テント内は、集じん機によって負圧にした状態で、200トン級の超大型解体機で解体した。

 また、高さ150メートルの煙突の解体は、内筒を解体した後コンクリート製の外筒を移動式足場の中でワイヤソ−を使い、ブロック状に切断。切り出したブロックをタワークレーンで煙突内部を通して降ろし、地上の仮設テント内で破砕、分別した。

テント内での解体工事 出典:東京二十三区清掃一部事務組合、タクマ・鴻池JV
テント内で解体することで周辺に粉じんや騒音を低減 出典:東京二十三区清掃一部事務組合、タクマ・鴻池JV

 世界最大のテントによって、周辺環境への影響を最小限にとどめ、安全かつ効率的に既存建物の解体が完了した。テントは既に役目を終え取り壊されている。

 解体の対象施設は、工場棟をはじめ、計量棟/洗車棟/危険物保管庫などから成る付属施設、鉄筋コンクリート造の煙突。工場は、150トン/日の焼却能力を有する焼却炉2基を備え、構造規模は鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)で地下2階・地上5階(高さ約40メートル)建てだった。

煙突解体が終わった仮設テント 出典:東京二十三区清掃一部事務組合、タクマ・鴻池JV
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