新名称の京橋彩区は、開発街区のうち文化貢献施設の総称で、3施設から成る。内訳は、ミュージアムタワー京橋内のアーディゾン美術館(ブリヂストン美術館)、(仮称)新TODAビル内に収容する文化貢献施設、2棟の共用スペースに設ける(仮称)アートスクエアだ。美術館の他にも、若手芸術家の育成と情報発信を展開し、中央通り沿いの芸術・文化活動のための広場空間を設ける。
各施設をみると、アーティゾン美術館は2020年1月の開館予定。「創造の体感」をコンセプトに据え、古美術、日本近代洋画、印象派、20世紀美術、現代美術を提供する。同美術館は、2015年5月に休館したブリヂストン美術館が改称した施設。
(仮称)新TODAビル文化貢献施設は2024年の完成。アートやクリエイションに気軽に触れられるギャラリー、アーティストやクリエイターを支援するコワーキングスペース、イベントホール、アートショップなどを備える。
(仮称)アートスクエアは2019年7月に一部オープン、2024年には全面オープンする。中央通り沿いは、間口120メートルの広場で、さまざまな芸術・文化イベントを開催する。
(仮称)新TODAビルに関連した今後のスケジュールでは、2019年12月から敷地内にある既存ビルの解体に着手する。2021年内に新築工事に着手し、2024年に完成する。
また、誰もが気軽に芸術や文化を体感できる環境を整える以外に、防災力の強化や環境負荷低減にも力を入れるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.