会場では、今後のモデルを占うコンセプト機も、2019年内の販売開始に先立ち、参考出品した。
この機体は、従来機より大幅な小型化を図っており、収納性の向上をテーマとしている。機体のコンパクト化もさることながら、アームの折りたたみや格納などを効果的に組み合わせることで、ライトバンの後部に4台程度を積載できるサイズとなっている。折り畳みはわずか3ステップで済み、現場到着後に数十秒後には飛行準備が完了する。
また、測量用に特化したトプコン製トータルステーションに対応した「QC730TS」も出品。これは、ドローンに搭載するカメラに専用のプリズムを取り付け、自動追尾型トータルステーションで連続測定する。カメラの位置を直接計測できるため、標準点の設置や計測が不要となる。従来の手法に比べ、6倍程度の作業効率を向上させられるという。
機体のサイズは、全幅578×全長578×全高347ミリ。バッテリーを含めた重量は5.2キロ。最大離陸重量は6.5キロとなっている。飛行時間は最長20分。飛行速度では水平20メートル/秒、上昇5メートル/秒。耐風性能は10メートル/秒。
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