高精度レーザースキャナー搭載型ドローン「LS1500R」や発売に先立ち“折り畳み式”新型機など披露第5回国際ドローン展(2/2 ページ)

» 2019年04月19日 05時37分 公開
[谷川整BUILT]
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ドローンの折り畳みは、わずか3ステップで完了

 会場では、今後のモデルを占うコンセプト機も、2019年内の販売開始に先立ち、参考出品した。

 この機体は、従来機より大幅な小型化を図っており、収納性の向上をテーマとしている。機体のコンパクト化もさることながら、アームの折りたたみや格納などを効果的に組み合わせることで、ライトバンの後部に4台程度を積載できるサイズとなっている。折り畳みはわずか3ステップで済み、現場到着後に数十秒後には飛行準備が完了する。

折り畳み型のコンセプトモデル
足と後翼を折り畳んだ状態
ボディーと下部に農薬散布装置を取り付けた状態

 また、測量用に特化したトプコン製トータルステーションに対応した「QC730TS」も出品。これは、ドローンに搭載するカメラに専用のプリズムを取り付け、自動追尾型トータルステーションで連続測定する。カメラの位置を直接計測できるため、標準点の設置や計測が不要となる。従来の手法に比べ、6倍程度の作業効率を向上させられるという。

 機体のサイズは、全幅578×全長578×全高347ミリ。バッテリーを含めた重量は5.2キロ。最大離陸重量は6.5キロとなっている。飛行時間は最長20分。飛行速度では水平20メートル/秒、上昇5メートル/秒。耐風性能は10メートル/秒。

トータルステーションに対応した測量用「QC730TS」
最大30分のフライトが可能なDJI製「PHANTOM 4 RTK」も紹介
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