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» 2019年03月29日 08時00分 公開

三菱地所と立命館大がロボット実証実験で協定:三菱地所が立命館大キャンパスで日本初の運搬ロボ「Marble」など導入し、2020年に社会実装目指す (1/3)

三菱地所と立命館大学は、戦略的DX(デジタルトランスフォーメーション)のパートナーシップ協定を締結した。三菱地所のオフィスビルや商業施設で実証実験を進めている清掃/警備/運搬のロボットを次の段階として、広大な敷地を有する立命館大学の「大阪いばらきキャンパス」などに導入。経済産業省ロボット政策室との協議も含め、産官学でロボットの社会実装を目指す。

[石原忍,BUILT]

 三菱地所と立命館大学が2019年3月28日に締結したのは「戦略的DXパートナーシップ協定」。学校施設の効率的な運用方法を構築することを目的に、両者は立命館大のキャンパスで清掃/警備/運搬の各ロボットを適用し、大学内の研究者や学生とともに実証実験を行う。

日本初上陸の自律搬送ロボット「Marble」の実証実験

戦略的DXパートナーシップ協定の締結。左から立命館大総長の仲谷善雄氏、三菱地所執行役社長の吉田淳一氏。左のロボットが「EMIEW3」、右のロボットが「SQ-2」

 立命館大のキャンパスに導入するのは、大阪いばらきキャンパスで、日立のコミュニケーションロボット「EMIEW3」を2019年4月2日の入学式で簡単な挨拶などの試験運用を行う。他に、SEQSENSEの警備ロボット「SQ-2」、アスラテックの運搬ロボット「EffiBOT」を各1台。ソフトバンクロボティクスの清掃ロボット「Whiz」は、カーペットが敷かれている図書館に複数台を導入する。

SEQSENSEの警備ロボット「SQ-2」
「SQ-2」の上部カメラで取得している周辺情報

 10ha(ヘクタール)の広大な土地を有する「びわこ・くさつキャンパス」では、2019年5月7〜8日に、米カリフォルニアベンチャーの開発した日本初上陸となる自律搬送ロボット「Marble(マーブル)」の実験を行う。Marbleは、物流のラストワンマイルの課題を解決することが期待されているデリバリーロボットで、立命館大の実証でも将来的には、ゴミ箱の自動回収や食品の運搬なども行っていくという。

自立搬送ロボット「Marble」
自立搬送ロボット「Marble」

 また、キャンパスの敷地が広いため、教員や職員の移動が負担となっていることから、通常は車いす用途のパーソナルモビリティ「WHILL 自動運転システム」を、学内の移動手段として活用する。

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