屋上に設置するだけ、中低層ビルにも範囲を広げた鹿島の制振装置「D3SKY-c」耐震・制震・免震(2/2 ページ)

» 2019年01月28日 08時00分 公開
[石原忍BUILT]
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設計想定を超える大地震の揺れにも対応

 D3SKY-cの制震の仕組みは、建物重量の2〜3%の錘1台で、2方向の揺れを制御する。風揺れから大地震まで、さまざまな種類の揺れを効果的に低減。専用開発の高機能オイルダンパーにより、設計想定を超える地震に対しても、安全に制御する。

10階建て建物に対する効果の例 出典:鹿島建設

 装置のサイズは、屋上床面積の1/4〜1/3程度を占めるのみで省スペースで済む。コンクリート製の錘は、設備架台としても利用できるため、設備計画と整合を図ることも容易だ。

 屋上に設置すれば、建物内部への影響がなく、既存建物の制震リニューアルにも極めて有効。電気などを使わないパッシブ型制震装置で、屋外使用(全天候型)に対応し、メンテナンスも目視点検で完了する。

屋上機械室階への設置例 出典:鹿島建設

 D3SKY-cは、現在施工を進めている宗家源吉兆庵の銀座新本店新築工事(9階建て、延べ765m2)、(仮称)芝浦グループ銀座ビル新築工事(10階建て、延べ2578m2)での採用が決定。「その他にも、複数の案件での適用を検討中」としている。

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