実案件でのBIM活用のワークフローは大きく分けると上図のように3種類に分類できるが、これを参考にして、プロジェクトの特性や社内事情をふまえ、各社に合ったワークフローを考えて頂きたい。
まずは負担の少ない「部分的なBIM活用」で、BIM活用に関するノウハウや人材を増やし、そして「前半をBIM、後半は2DCAD」でBIMモデル合意などがスムーズにできる体制を整え、従来のワークフローをBIM活用に最適化する。将来的に「全体的なBIM活用」ができるワークフローを目指して各順序を踏んで、着実にステップアップして実施するのが施工BIMの普及展開の近道となると考えている。
以上、3つのポイントについて簡単な解説を加えたが、ベンダーセミナー「Japan-BIM事例フォーラム BIMモデル最新活用事例 ―BIMの全体最適に必要なモデルの進化と将来のヒント―」(2018年11月8日:大阪、11月13日:東京)で、「施工BIMのすすめ」を詳細に解説する機会があるので、興味のある方の参加をお勧めする。
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