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» 2018年05月11日 12時30分 公開

建設・不動産用の音声入力アプリ、WordやExcelへの転送が可能に(2/2 ページ)

[石原忍,BUILT]
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協力施工会社を音声認識×AIで自動振り分け、事務所作業を大幅削減

 「AmiVoiceスーパーインスペクションプラットフォーム」は、音声認識を活用した月額制の建築工程管理プラットフォームサービス。iOS端末で動作する3つのアプリ「仕上げ検査」「配筋検査」「配筋写真管理」とストレージサービス、Webの管理画面とで構成される。設備点検や巡視・保守点検などの現場で、アプリに読み込んだ図面から、点検・検査場所をタップして、室名や部位、指摘事項を発話するだけで検査記録が作成できる。現場でデジタルデータ化するため、検査後の事務処理作業はほぼゼロになる。

仕上げ検査を想定したタブレットでの音声入力=第1回AI・業務自動化展
仕上げ検査の参考図面と音声入力したチェック項目=第1回AI・業務自動化展(クリックで拡大)

 テキストに加え、端末のカメラで撮影した写真も何枚も保存することができ、全てのデータは高いセキュリティ環境を有するサーバで一元管理するため、会社全体での情報管理や共有が実現する。PCのブラウザ上からは、住戸別や協力会社別に作業指示書のExcel、PDF出力も可能で、検査完了後の事務所に戻ってからの作業時間も大幅に削減される。

 機能の目玉は、AI(人工知能)による協力会社の仕分け。27工種と協力施工会社をひも付けて入力しておくと、壁紙、塗装、クロス、木部といった修繕が必要な部位を音声で指摘するだけで、AIが自動的に協力会社を予測して自動表示される。検査前に何十社もの施工会社名を覚える必要が無くなり、作業員の負担軽減につながる。

指摘項目を音声入力すると、右下の協力会社欄に会社名が自動表示される=第1回AI・業務自動化展(クリックで拡大)

 ビジネス開発センターのマネージャーは、「サービス開始から現在に至るまで、80社以上の建設会社に導入実績がある。戸数が多く検査箇所の多い、マンションや特別養護老人ホームなどの同じ工程を何度も繰り返す検査に採用されている。ただ、プラットフォームを扱うのにレクチャーが必要なため、自社でも検査業務ができる体制を整え、システムと人の両面でサービス提供をしている」と語った。

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