展示したもう1つのサービスが、パナソニックと共同開発を進めている着衣型ウェアラブルサービスだ。ミツフジが開発している特殊な導電繊維を織り込んだシャツを、加速度、ジャイロセンサーなどを内蔵するトランスミッターを利用し、作業員の心電波形などの情報取得する。このデータをスマートフォンを通じて、クラウドサーバー上に集積する。
集めたデータから特殊なアルゴリズムを利用し、心拍数や呼吸数、体位、ストレスの度合などを算出する。こうした作業員の健康状態を見える化することで、安全管理などに活用できる。睡眠状態などを確認することも可能だ。
電車やバスなどの運輸業から、居眠り運転対策として引き合いがある他、建設現場やプラントなどの作業員の健康管理に活用したいという声もあるという。現在実証を進めている段階で、2017年度中に販売を開始する予定だ。
現場の心と体の疲労を「見える化」、労働災害を未然防止
「着る」生体センサー、現場作業者の安全管理に活用
既に100社が導入、ブラザー工業のウェアラブル端末が製造現場に支持される理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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