3D設計データの中に「没入」、ARCHITRENDに新版登場BIM/CAD

福井コンピュータアーキテクト(福井県坂井市)は、3D建築CADの最新版「ARCHITREND ZERO Ver.3」と、VR(バーチャルリアリティ)に対応した新商品、バーチャル空間体感システム「ARCHITREND (アーキトレンド)VR」をリリースする。

» 2016年07月19日 06時00分 公開
[長町基BUILT]

 福井コンピュータアーキテクト(福井県坂井市)は、最新版の3D建築CAD「ARCHITREND ZERO Ver.3」と、VR(バーチャルリアリティ)に対応した新商品、バーチャル空間体感システム「ARCHITREND (アーキトレンド) VR」と、最新版の3D建築CAD「ARCHITREND ZERO Ver.3」(以下、Ver.3)を2016年7月20日にリリースする。

 Ver.3では同社が運営する建材・設備のシミューションサイトである「3Dカタログ.com」との連携機能により、設計図面データ上に建材・設備データを配置して具体的なプランを提示できるようになる。また、配置したデータの価格情報から積算・見積もりを行える機能も追加される。価格は税別80万円から。

 同時リリースのARCHITREND VRは、現在、幅広い業界で注目を集めているVRに対応。3D建築CADシステム「ARCHITREND ZERO」で作成したプランデータを利用し、自分がその場に立っているかのような空間体験を実現する(図1)。

図1 「ARCHITREND VR」のイメージ 出典:福井コンピュータアーキテクト

 また「Oculus Rift」「HTC Vive」などのヘッドマウントディスプレイを装着することで、キッチン周りの高さやスペース、リビングなど目線の違いによる空間の広がりなどもリアルに感じることができる。「3D カタログ.com」と併せて活用することで、1棟ごとのプランや仕様が異なる住宅のプレゼンテーションにおいてもリアリティのある提案が行える。

 ARCHITREND VRの価格は本体が90万円(税別)、Oculusビューワーが10万円(税別)、Viveビューワーが10万円(税別)。なお、同システムの利用には、別途Ver.3以降の「ZERO 基本」以上のプログラムおよびヘッドマウントディスプレイが必要だ。

 福井コンピュータアーキテクトでは新商品の発売に合わせて2016年7月21日からVR体験イベントを開催する。新規客向け、同社製品利用者向けに分けて行うもので、 開催地は東京(銀座)、大阪(梅田)、名古屋、福岡、さいたま、広島、仙台にある同社の7拠点内。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.