さらにこれらを定量的に定義したのが以下である。
ZEBは以下の2つに適合した建築物を指す
つまり、ZEBはまず基準一次エネルギー消費量を半減させた上で、再生可能エネルギーの発電で残りを満たすということが必要になる。
Nearly ZEBは以下の2つを満たす建築物を指す。
Nearly ZEBについても50%の省エネ化をした上で、残りの電力の75%以上を再生可能エネルギーによる発電でまかなう必要があるということだ。
ZEB Readyは以下の基準を満たす建造物である。
ZEB Readyは基準値より50%省エネ化を実現した建築物を指すということになる(図5、図6)。
今回の定義のポイントは、ZEB実現のためには「まず50%省エネ」ということが必要になるという点である。発電量を膨大に増やしただけではZEBの実現はできない。そのため、発電量を増やすことを考えるより、まずは省エネ構造の建築物をどう実現するかという観点が重要になる。
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