協業開始に合わせて開催された発表会で、パナソニックEW 電材&くらしエネルギー事業部 配線システムコミュニケーションBU 福尾尚紀氏は、「従来はマンションインターフォンなどの設備販売を中心とした『売り切りビジネス』が主流だったが、今後は設備導入後もユーザーとつながり、継続的にサービスを提供する『循環型ビジネス』への転換を進める」との方針を示した。循環型ビジネスでは、建物の新築から設備更新、リニューアルまで長期にわたってサービスを提供することで、居住者の利便性と建物を通じたライフタイムバリュー(LTV)の向上を支援する。
福尾氏は、従来のマンション設備について、「ネットワーク自体の整備がされていないケースもあり、まだクローズドな状態だ」と指摘する。ネット接続型マンションでは、マンションのインターフォン設備とパナソニックEWのサーバを、マンションゲートウェイやVPNルーターを介してインターネット経由で接続する。従来提供してきたマンション管理IoT化サービス「モバカン」などの自社サービスに加え、顧客のニーズに合わせた新たなサービスの提供に向けて、外部事業者との連携もさらに強化する。
また、ライナフ 代表取締役の滝沢潔氏は「マンションのセキュリティ強化が進んだことで、宅配などのサービスを利用しにくくなるという課題が生じていた。ライナフコネクトは、この課題をIoTの力で解決する取り組みだ」と説明する。
ライナフはこれまで、スマートロックの設置台数を増やすことでサービスを利用できるマンションを拡大してきたが、今回の協業でパナソニックEWのインターフォンを活用した入館管理にも対応し、導入物件の拡大を図る。
導入物件に加え、提携パートナー数やサービス領域の拡大も進める。ライナフは今後、提携パートナーを1年後に100社、5年後に1000社まで増やし、家事代行などにもサービス領域を広げる方針だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10