構造計画研究所は、NavVisが開発したハンディ型3Dレーザースキャナーのエントリーモデル「NavVis CLX」の国内での注文の受け付けを開始した。約1.8kgの小型軽量で、2基のLiDARセンサーと3基の1200万画素カメラを搭載。最大8ミリの精度でカラー点群とパノラマ画像を取得する。
構造計画研究所は2026年9月8日、独NavVisのハンディ型3Dレーザースキャナー「NavVis CLX(ナビビズ シーエルエックス)」の国内での注文の受け付けを開始した。重さ約1.8kgの小型/軽量設計で、2基のLiDARセンサーと3基の1200万画素カメラを搭載。最大8ミリの精度でカラー点群とパノラマ画像を取得する。2026年12月以降、順次出荷する予定。
NavVis CLXは、NavVis LXシリーズで最も小型のエントリーモデル。初期導入費用は298万円(税別)からで、現況記録や現地調査、面積/数量調査、LOD 200のScan-to-CAD/BIMなど、日常的に繰り返す3Dスキャン業務での利用を想定する。
専用アタッチメントや各種機材に取り付けるためのマウント機構を備え、天井裏などの高所や狭所、手の届きにくい場所を柔軟に計測できる。付属のハーネスを装着し、長時間の計測にも対応する。
取得した3Dデータは、現況記録や計測、LOD 200のモデリングなどの後工程で利用できる。内蔵ディスプレイでは計測範囲を2D/3Dでリアルタイムに確認可能。現場を離れる前にデータの取得状況を確認することで、計測漏れによる再訪問や再計測のリスクを低減する。
取得データは、クラウドサービス「NavVis IVION Processing」で解析処理し、Webビュワー「NavVis IVION」で閲覧や計測、共有が可能。標準的な点群処理には、データ量無制限の年間定額プランを用意する。
処理したデータはE57ファイルやオルソ画像として出力し、CADで利用できる。NavVis IVIONと「Autodesk Revit」を連携し、Revit上で点群データの活用が可能だ。計測から解析処理、共有、成果物作成まで一貫したワークフローで業務を効率化する。
また、現行機種「NavVis MLX」で提供している3Dガウシアンスプラッティング(3DGS)にも今後対応する予定。
構造計画研究所は2015年からNavVisのソリューションを展開し、3Dデータの計測とデータ共有環境を提供してきた。建設/測量業界では3Dデータによる現場管理の需要が高まる一方、現場負荷を抑えた計測や取得したデータを業務効率化につなげるプロセスの構築が課題となっている。3Dデータ活用の広がりに伴い、より手軽なデータ取得や高所/狭所での柔軟な運用も求められている。
構造計画研究所は、既存の「NavVis VLX3」とNavVis MLXについても販売/サポートを継続する。
デジタルツイン:歩行しながら空間をスキャンできるLiDAR 3Dスキャナー「Raven」
山岳トンネル工事:山岳トンネル工事に全自動ドリルジャンボ、穿孔作業を5人から1人に 東急建設
メンテナンス・レジリエンス2026:歩くだけで高精度3D化 KudanがXGRIDSのスキャナーと「PRISM」を展示
デジタルツイン:点群や3DGSなどの実務利用を支援、3Dスキャナー「Lixel K2」
デジタルツイン:“持って歩くだけ”で広範囲を3D化 パナソニックが“振動誤差”を解消したスキャナー発売
点群:配筋全体を3Dモデル化、鉄建建設が配筋検査を効率化する新手法Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10