ユニキャストは、日立建機と福留開発が2026年6月から高知県土佐市で実施する「リアルタイムデジタルツイン基盤を用いた遠隔施工の共同実証試験」に技術パートナーとして参画する。
2005年に茨城県で学生がロボティクスベンチャーとして設立したユニキャストは、日立建機と福留開発が2026年6月から高知県土佐市で実施する「リアルタイムデジタルツイン基盤を用いた遠隔施工の共同実証試験」に技術パートナーとして参画すると発表した。
実証試験では、高知県土佐市の仁淀川用石地区河道掘削工事で、20トンクラスの油圧ショベル「ZX200A-7」を用いて掘削作業を遠隔で施工し、安全性と生産性を評価する。期間は、2026年6月1日から7月31日まで。
試験では、日立建機が開発した「リアルタイムデジタルツイン基盤」を活用。3D地形データに加え、建機や車両、作業員の位置情報、カメラ映像などを統合し、施工現場の状況を仮想空間上にリアルタイムで再現する。
現場の3D化には、ユニキャストのソフトウェアを用いる。ソフトウェアではLiDARが取得した点群データをリアルタイムで処理し、変化する工事現場の地形を高精度な3Dモデルとして仮想空間上に生成。デジタルツイン環境の構築を支援することで、遠隔施工時に現場状況が視覚的に把握できるようになる。
日立建機は全体統括を担当し、福留開発は遠隔施工の安全性と生産性を検証。アプトポッドは高速IoTプラットフォーム「intdash」を基盤としたクラウドシステムとユーザーインタフェース、ベクトロジーが建機周辺の映像を可視化するパノラマビジョンシステム「Accuvision」をそれぞれ提供する。
建設業界では少子高齢化を背景とした労働力不足が深刻化しており、安全性と生産性の向上を目的として遠隔施工技術への関心が高まっている。ユニキャストは、日立建機およびアプトポッドと協力してリアルタイムデジタルツイン基盤向けソフトウェアを開発し、2024年5月に基盤開発の完了を発表していた。今回の実証試験は、実際の施工現場における本格的な技術検証の位置付けだ。
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