ワット・コンサルティングは、建設業界の「教育格差」を解消するべく、スキマ時間で早期戦力化を実現する「建築設備マイクロラーニング」の提供を開始した。平均約3分半の映像と分かりやすいイラストで、給排水衛生工事、空調設備工事、電気設備工事の具体的な“施工ポイント”を現場視点で学べる実践教材だ。
ワット・コンサルティングは、建設人材育成の課題解決を目的に、マイクロラーニングシリーズ第2弾となる「建築設備マイクロラーニング」を2026年4月1日から提供を開始した。「建築マイクロラーニング」に続くラインアップで、「給排水衛生設備編」「空調設備編」「電気設備編」の3編で構成している。
建設業界では慢性的な人材不足に加え、若手人材の早期戦力化や技術継承が大きな課題となっている。特に建築設備分野は専門性が高く、現場ごとに教育内容が異なる「属人化」が起きやすい領域だ。そのため、「教育の質にバラつきがある」「若手の理解が追いつかない」「指導側の負担が増大する」といった問題が起きている。
こうした背景を踏まえ、ワット・コンサルティングは「誰でもどこでも一定水準で学べる」教育環境の構築を目指し、今回のサービスを開発した。
建築設備マイクロラーニングは、1コンテンツ数分で完結する動画学習により、現場で必要な知識を効率的に習得できる教育サービス。全てのコンテンツは1本5分以内、平均約3分半のマイクロラーニング形式で、スマートフォンやPCに対応し、場所を問わずスキマ時間に受講できる。
実際の現場で撮影された映像を使用し、リアルに起こっている現場を見ることができ、より実体験に近い学習が可能になる。現場映像だけでは分かりづらい箇所は、イラストを用いて解説しているため、テキストや画像だけでの研修と比較して、より深いイメージの共有ができる。視聴後には「理解度テスト」を出題し、視聴直後に問題に答えることで知識の定着が図れる。
設備施工管理の実務に直結した内容で、建築設備分野の基礎から実務までを体系的に学べるように、給排水衛生設備編、空調設備編、電気設備編の3編から成る。教育内容を標準化しているため、OJTの質の均一化にも貢献する。
今回の建築設備マイクロラーニングでは、2026年4月に第一期として給排水衛生設備編を公開し、2026年7月に第二期として「空調設備編」、2026年10月に第三期で「電気設備編」を公開する予定だ。
施工管理をショート動画で学ぶ 建設OJTの限界を乗り越えるWeb学習サービス
【第6回】「迷走する設備BIMの後れを取り戻せ!」(前編)
空調換気機器の設備設計を容易にするアプリを開発、BIM連携も視野に
「空調・換気機器設備設計支援アプリケーション」と「Rebro」が連携、三菱電機
AIで代替できないビルメン技術習得の場 日本空調サービスが22億円で研修施設を開設
BIMをiPadで“見える化”する現場特化のアプリ登場、設備ベンチャーが自社開発Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10