西松建設は、コンクリート構造物のひびわれ点検/調査を効率化するアプリケーションを開発した。点検結果から得られたひびわれ検出データの整理と分析を削減し、点検調書作成業務の省力化を図る。
西松建設は2026年4月7日、コンクリート構造物のひび割れ点検/調査で、点検結果から得たひび割れ検出データの整理と分析を効率化するアプリケーションを開発したと発表した。データ整理/分析作業を削減し、点検調書作成の省力化を図る。
トンネルや橋梁(きょうりょう)などのコンクリート構造物の点検は従来、コンクリート表面のひび割れを対象とした目視点検を実施し、結果を点検調書として記録する。点検調書の作成には多大な手間と時間を要し、目視では観察が難しい場所のひび割れを見落とすリスクがある。近年は画像解析ソフトを活用したひび割れの検出や調査も実施されているが、微細なひび割れを多く検出ため、データ量が膨大になり、整理や分析に負担が生じていた。
西松建設が開発したアプリは、画像解析ソフトから出力された複数のデータを取り込み、データ間の連携を行い、個々の膨大なひび割れデータを一括管理する。
主な機能は、ひび割れの幅や長さ、方向といった条件に応じてデータを抽出できるフィルタリング機能と、単位面積当たりの積算ひび割れ長さに基づき展開画像を色分けするヒートマップ表示機能。
フィルタリングでは、幅や長さ、方向の態様に応じて、把握したいひび割れのみを即時に抽出できるため、高精度な点検データを効率的に有効活用可能だ。
ヒートマップは、ひび割れの発生状況を視覚的に把握でき、分析結果に周辺の地形/地質情報や過去の補修/補強履歴を重ね合わせることで、構造物ごとのひび割れ発生傾向を顕在化させる。ひび割れ発生の要因分析や、今後の補修/補強の実施判断への活用が期待される。
西松建設は今後、開発したアプリの機能改善と活用を推進し、老朽化が進む社会インフラの効率的な点検/調査と適切な補修/補強を支援していく。
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