誘導に使うARマップシステム360mapsは、スマートフォンのブラウザ上で動作するWebアプリケーション。従来の2Dマップに加え、カメラ越しの風景に3DARルートを重ねて表示する「ARナビゲーション」を組み合わせて案内する。来場者は館内に掲示されたQRコードからアクセスするだけで体験でき、専用アプリのダウンロードは不要だ。
移動中には攻殻機動隊に関するコンテンツがARで出現。来場者は移動時間も含めて作品世界に没入する体験として楽しめる構成だ。なお、ARナビゲーションは攻殻機動隊展会期中の4月5日まで提供を予定している。
360mapsの特徴の1つが、屋内でも現在地を正確に把握できる独自の自己位置推定技術だ。
担当者によると「事前に建物内部をレーザー測量でスキャンし、取得した点群データから3Dモデルを生成。仮想空間上に建物全体を再現した上で、3Dモデルとスマートフォンのカメラ画像を照合することで、GPSが使えない屋内空間でも高精度な自己位置推定を可能にしている」。推定には、カメラに映り込む柱や壁など、人が移動しても変化しない構造物の特徴点を活用。映像のパースや距離の変化を計算することで、ユーザーがフロア内のどの位置に立っているかを割り出す。「位置推定の誤差は、屋内でも数十センチ程度に抑えられ、多くても1〜2メートル程度に収まる」という。
ARコンテンツは表示のずれを防ぐため、3Dモデルを基準に配置している。歩行中も表示のずれが生じにくいため、現実空間とデジタル表現を違和感なく重ね合わせた演出が可能になるという。
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