総合スマートホームサービス「HOME TACT」の導入物件が拡大、賃料アップや空室期間短縮にも寄与第9回 JAPAN BUILD TOKYO(1/2 ページ)

三菱地所が展開する総合スマートホームサービス「HOME TACT」は、スマートフォンを介して複数メーカーのIoT家電やスマートロックを一元管理できるシステムだ。ユーザーの生活パターンに応じた細かなカスタマイズが可能で、導入物件では賃料アップや空室期間の短縮につながったケースもある。2024年12月には、共用部の自動ドアのハンズフリー解錠にも対応するなどサービス連携も拡大している。

» 2025年01月15日 19時00分 公開
[黒岩裕子BUILT]

 三菱地所は、「第9回 JAPAN BUILD TOKYO−建築の先端技術展−」(会期:2024年12月11〜13日、東京ビッグサイト)に、総合スマートホームサービス「HOME TACT」を出展した。

総合スマートホームサービス「HOME TACT」を出展 総合スマートホームサービス「HOME TACT」を出展 筆者撮影

 HOME TACTは、スマートフォンなどのデバイスを介して、複数メーカーのIoT家電やスマートロックを一元的に管理/制御できるスマートホームサービスだ。三菱地所が総合デベロッパーとして蓄積してきたノウハウを生かし、導入からアフターサービスまで一貫したサポートを提供する。導入物件では入居時に設定作業まで完了した状態で引き渡しを行い、入居者は初期設定などに煩わされることなく、ログインするだけですぐにサービスを利用できる。

 HOMETACTの特徴が、専用アプリやスマートスピーカーから、さまざまなメーカーのエアコンやテレビ、照明、カーテンなどの幅広いIoT機器をコントロールできることだ。直感的に操作できるよう、インタフェースにこだわった。ホーム画面には天気予報や室温などの情報が一目で分かるように表示され、遠隔制御のきっかけを提供する画面構成としている。また、誤作動防止のため、スマートロックの操作にはスライド方式を採用している。

専用アプリの画面 専用アプリの画面。マンションにスマートエントランスシステムが導入されている物件では、画面上のバーをスライドするだけでエントランスを解錠できる
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