NTTコミュニケーションズは、2020年からSkydioのドローンを扱ってきた“ストラテジックパートナー”だ。Japan Drone 2025の出展ブースでは、ドローンの離発着を自動化する基地となる「Skydio Dock for X10」と、Skydioのドローンを使ったこれまでの運用実績を紹介した。また、ドローン飛行中の映像やデータをLTE通信で送信する際に、速度や安定性を確保する「パケット優先制御」も提案した。
NTTコミュニケーションズ(2025年7月1日にNTTドコモビジネスへ社名変更)は、「Japan Drone 2025/第4回次世代エアモビリティEXPO 2025」(会期:2025年6月4〜6日、幕張メッセ)で、米Skydioのドローン「X10」用の離発着基地となる「Skydio Dock for X10」とドローン用の新しい通信サービスを展示した。
NTTコミュニケーションズは、Skydio社のドローンを2020年から扱っている。今展では、Skydio X10用のドック「Skydio Dock for X10」を出品し、ドック内に格納したドローンが現れるまでをデモンストレーションした。
Skydio X10は、Skydioの特徴となっているAIの自律飛行で、AIチップ「NVIDIA Jetson Orin GPU」を搭載して処理性能でさらなる進化を遂げ、これまでの機種では対応していなかった上空LTEモバイル通信も可能にしたハイスペック小型ドローン。360度の障害物回避や自動巡回の機能に加え、4800万画素のズームカメラと5000万画素の広角カメラのどちらもサーマルカメラを備える2種類の選択が可能で、0.1ミリのコンクリート亀裂の確認や温度差計測などが実現する。
オプションのNight Senseでは、可視光ライトや赤外線ライトで暗所での飛行も可能になる。自動での飛行性能に優れたSkydio X10は、点検や災害対策、無人巡回などの用途で、既に多くの企業や自治体で活用されている。
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