長谷工グループは全社員を対象とした「生成AIリスキリングプログラム」を実施した。約8000人が受講し、修了後のアンケートでは約9割が活用に意欲を示した。
長谷工コーポレーションは2024年12月24日、長谷工グループのDX人材育成強化プロジェクト「DXアカデミー」の一環として、グループ全社員を対象とした「生成AIリスキリングプログラム」を実施したと発表した。プログラムは約8000人が受講。生成AI活用の意識醸成により、全社的な業務効率化と生産性向上を目指す。
長谷工グループは2023年7月に「生成AI利活用推進プロジェクト」を設置。グループ全社員へMicrosoftの生成AI「Copilot」を展開し、業務での活用を促してきた。しかし直近の社内調査では、業務に応用する方法が分らないといった声も寄せられていた。
長谷工グループでは、生成AIの活用スキルを業務変革における重要なDXリテラシーの1つと捉え、今回、リスキリングプログラムを実施した。
プログラムは2024年10〜11月にかけて、動画講座とミニテストにより実施。動画講座では情報漏えい対策やプロンプト創出方法などについて解説。実業務での活用を促すために、具体的な生成AI活用業務などついても紹介した。プログラム受講前の段階でCopilot活用は23%にとどまっていたが、修了後のアンケートでは約90%が活用に意欲を示した。
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