技研製作所は、クラウドを介して圧入施工に関するユーザーの機械管理や現場管理、技術情報検索をクラウド上で一元管理できる3種類のアプリを開発した。2025年6月の製品化を目指し、2024年11月から試験運用をスタートさせる。
技研製作所は2024年11月15日、圧入施工の効率化や省力化を叶(かな)えるDXアプリとして、機械管理アプリ「G-Lab Fleet」、現場管理アプリ「G-Lab Site」、技術情報検索アプリ「G-Lab Finder」を開発したと発表した。
新たに開発したアプリは、いずれも技研製作所の圧入施工向けデータプラットフォーム「G-Lab」をベースとしている。G-Labは、従来さまざまな環境で個々に有していた情報をクラウド上に集め、一元管理する。
機械管理のG-Lab Fleetは、保有機の一覧をはじめ、機械の位置情報や稼働状況、部品の交換時期、メンテナンスの予定や履歴、最寄り指定工場のリストなどを確認できる。機械の保守や保全を支援することで、機械コンディションがキープされ、故障率の減少や復旧時間の短縮に寄与する。
現場管理のG-Lab Siteは、。現場の管理業務を省力化する工事種別や施工目的ごとの現場情報の管理、圧入データの取得、工事日程の計画や進捗管理、施工図面や写真の共有といった機能を備える。
技術情報検索のG-Lab Finderは、圧入施工に関する技術資料を迅速に検索。疑問点をスピーディーに解決できるように、FAQやお問い合わせフォームも用意した。
3種のアプリは2025年6月の製品化を目指し、2024年11月から試験運用をスタートさせ、現場のフィードバックを集めながら完成度を高めていく。
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