大東建託は、全国約200支店に顔認証入退室管理システムを導入する。カメラに顔を向けるだけでオフィスへの入退室がスムーズに行える。大東建託の試算によると、管理にかかる時間を年間で約2748時間削減できる見込み。
大東建託は2024年11月18日、全国約200支店に顔認証入退室管理システムを導入すると発表した。カメラに顔を向けるだけでオフィスへの入退室がスムーズに行える。大東建託の試算によると、管理にかかる時間を年間で約2748時間削減できる見込み。
大東建託の支店では従来、ICカードをカードリーダーにかざして入退室を行っている。この入室方法では、複数人が同じタイミングで入室する際の共連れや、ICカードのタッチ忘れによる勤怠申告不備などが生じていた。また、2〜3カ月ごとに機器の電池交換が必要で、管理の手間も発生していた。
新システムの導入により、従業員の利便性向上や管理業務の削減に加え、顔データは偽造や盗難が難しいため従来よりも不正入室のリスクが低減でき、セキュリティ強化にもつながる。新システムは、11月末をめどに順次導入を進める。
大東建託の支店数は2024年10月1日時点で201支店。一部、入居建物の管理規定で顔認証入退室管理システム未導入の支店がある。
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