丸藤シートパイルは、Revitのアドオンプログラムとして動作する重仮設材用のBIMシステム「M-craft」を開発した。
鋼矢板(シートパイル)やH形鋼、鋼製山留め材などの建設用仮設資材の販売を行う丸藤シートパイルは、BIMを中核としたDX戦略の先駆けとして、重仮設業に特化したBIMシステム「M-craft」の運用を2024年4月から開始したと同年5月に公表した。
M-craftには、丸藤シートパイルがこれまで積み上げてきた技術が凝縮されており、設計者を強力にアシストする多様な機能は、経験に依存することの無い高精度のモデル作成を可能にする。業務プロセスの一貫性と効率性に革新をもたらすだけではなく、顧客のサービス品質向上にも寄与する。
Autodesk Revit 2022をベースとしたアドオンプログラムとして動作し、2DCADよりも作図作業が効率化される。
重仮設に特化したBIMモデル作成システムのM-craftと最適化されたファミリ群で、BIMモデル作成ニーズに対応する。主なファミリデータは、杭打機やテレスコクレーンなどの建機、ランドクロス(トラス/銘桁)の仮設橋梁(きょうりょう)、球形アジャスト、腹起ズレ止めなどの山留部材といった3Dモデル。
また、水平継ぎ部材など各種部材を一括で自動配置する機能も備わり、誰でも及第点レベルの重仮設構造物のモデル作成が実現する。
【訂正】記事の初出時に、Revit2002とありましたが、正しくはRevit 2022です(2024年7月4日10時35分)。
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