立川ブラインド工業は、環境配慮の観点から需要拡大が見込まれる木製ブラインド「フォレティア」をリニューアルし、国産材を使用したスラットを追加した他、電動化にも対応した。住宅に加え、オフィスや商業施設での需要を見込んでいる。
立川ブラインド工業は2024年5月16日から8月6日にかけて、全国12会場で新製品発表会を開催している。会場では、環境配慮の観点から需要拡大が見込まれる木製ブラインド「フォレティア」のリニューアル製品や、電動製品にオプションとして追加した「バッテリー仕様」の製品など、幅広いバリエーションのブラインドを紹介した。
近年、気候変動問題への意識の高まりを背景に、CO2を固定化する木製素材が注目されている。これに伴い、立川ブラインド工業は、木製ブラインドのフォレティアシリーズをリニューアルし、環境に配慮しながら使いやすさを向上したさまざまなアイテムを拡充した。
まず、国産のスギとヒノキを使用したスラット(羽根)を製品化し、政府が推進する国産材活用に貢献すると共に、美しい木目と木の香りにより、心身ともに居心地のよい空間を演出する。食器などにも使用される安全な自然塗料を使用した桐製のスラットや、FSC認証材を使用したスラットも追加。ベーシックタイプや防炎スラットなどのカラーバリエーションも増やしたことで、スラットのラインアップを、従来の47アイテムから73アイテムまで拡大した。
さらに、従来のスラット幅35ミリ、50ミリに加え、63ミリを新たに用意した。幅を広くすることで調光の際の眺望がよくなり、たたみあげた際の収まりもコンパクトで、住宅の大開口の窓や空間を広く見せたいオフィスなどに適しているという。なお、35ミリ幅と63ミリ幅はベーシックのスラット26アイテムのみ対応する。
ブラインドの機構部についても、従来よりも操作部を端に寄せてすっきりしたデザインに改良し、意匠性や操作性を向上した。また、スラットの昇降コード穴を小さくして光漏れを減らし、遮蔽性も高めている。
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