第一生命グループの相互住宅は、神奈川県横浜市に木造ハイブリッド構造の賃貸マンション「フレンシア青葉台」を新設した。柱などの構造体の一部の他、内装/外装の仕上げ材の一部に木材を採用し、合計約27.2立方メートルを木質化した。CO2固定量は約15.3トン。
第一生命グループの相互住宅は2月7日、神奈川県横浜市に、グループ初となる木造ハイブリッド構造の賃貸マンション「フレンシア青葉台」を新設したと発表した。最上階の構造の一部に木柱を採用した他、内装や外装に国産材のCLT、神奈川県産材の杉板などを利用し、外観やエントランスなどの共用部と住戸内の合計約27.2立方メートルを木質化した。これにより固定化したCO2は約15.3トン。
フレンシア青葉台は地上6階建て、RC造と木造の混構造で、総戸数は住宅21戸と店舗1区画。設計・施工は前田建設工業が手掛け、2024年1月に竣工した。柱などの構造体の一部や、内装/外装の仕上げ材の一部に木材を採用し、「木のぬくもり」を感じられる室内空間を提供するとともに、外装は日射や雨当たりに配慮して木材の風合いを長期間楽しめるようにした。国産材や神奈川県産材を活用することで、森林資源の循環利用と地域経済にも貢献している。
東急電鉄田園都市線「青葉台」駅から徒歩2分の立地で、住戸は1R/1K(約25平方メートル)、1DK(約28平方メートル)、1LDK/1LDK+S(約42〜53平方メートル)、2LDK(約50平方メートル)。全住戸で一部を木質化し、さらに一部住戸には壁や天井を天然木で仕上げたスペース「WOOD-BOX(ウッドボックス)」を設けた。
さらに、断熱性能の確保、節湯水栓や潜熱回収型給湯器などを採用し、「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」で最高ランクの☆5(ファイブスター)を取得した。
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