写真でみる「麻布台ヒルズ」 高さ日本一、次世代の“ヒルズ”の全貌を見に行った都市機能が集積するコンパクトシティー誕生(2/5 ページ)

» 2023年11月24日 07時26分 公開
[加藤泰朗BUILT]

創造的なワークスタイルを実現する「場」と「仕掛け」

 麻布台ヒルズには、オフィス、住宅、ホテル、マーケットなどの商業施設、ギャラリーなどの文化施設、予防医療センター、インターナショナルスクールなど、多様な都市機能が集積し、コンパクトシティーを形成している。

 オフィス機能を主に担うのは、中央広場に隣接する「森JPタワー」だ。地上64階、地下5階、竣工時点で日本一の高さ330メートルを誇る建物の7〜52階部分をオフィスが占める。貸室面積は約20万4600平方メートル、基準階面積は約4800平方メートル。

森JPタワーの中央広場側の外観。森JPタワーは、座屈拘束ブレースやオイルダンパー、粘性体制震壁、アクティブマスダンパーによって高度な耐震性能を保有。更に停電時には、中圧ガスと自家発電を利用した自家発電を活用して事業の継続を助ける。震災備蓄や震災井戸なども常時控えており、帰宅困難者にも対応。災害時の拠点にすることで、強固なBCP対応が実現 森JPタワーの中央広場側の外観。森JPタワーは、座屈拘束ブレースやオイルダンパー、粘性体制震壁、アクティブマスダンパーによって高度な耐震性能を保有。更に停電時には、中圧ガスと自家発電を利用した自家発電を活用して事業の継続を助ける。震災備蓄や震災井戸なども常時控えており、帰宅困難者にも対応。災害時の拠点にすることで、強固なBCP対応が実現
オフィス最上階(52階)。天気が良い日は、富士山を望む オフィス最上階(52階)。天気が良い日は、富士山を望む

 33/34階のスカイロビーには、「Hills House」を開設。カフェやワークスペース、多目的スペースからなる「Member Lounge」、日本のフランス料理界の第一線で活躍するシェフの三國清三氏が提供料理をプロデュースする「Dining 33」、セミナーやイベント会場として利用可能な「Sky Room」、ワーカーの交流スペースである「大階段」からなるクラブハウスのような場に、企業の垣根を越えてワーカーが集うことで、ワーカーのウェルビーイングが促進することを期待されている。

スカイラウンジからの眺望 スカイラウンジからの眺望
33階と34階をつなぐ大階段 33階と34階をつなぐ大階段
Hills Houseエントランス Hills Houseエントランス
Members Lounge内の「Work Lounge」(ワークスペース)にあるLibrary Members Lounge内の「Work Lounge」(ワークスペース)にあるLibrary
Work Loungeには、Meeting RoomやSolo Boothも複数用意 Work Loungeには、Meeting RoomやSolo Boothも複数用意
Members Lounge内の「Park Lounge」(多用途スペース) Members Lounge内の「Park Lounge」(多用途スペース)

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