建設業向け原価管理システムの「どっと原価シリーズ」に、カスタマイズ可能なクラウド型新プラン「どっと原価3 エキスパート」が新たに加わった。
建設業向け原価管理パッケージソフト「どっと原価シリーズ」のソフトウェアメーカー建設ドットウェブは2023年8月29日、クラウド型原価管理システム「どっと原価3」で、カスタマイズ提供可能な「どっと原価3 エキスパート」を発売した。
どっと原価シリーズは、建設業特有の商習慣に対応し、国内主要会計ソフトや勤怠管理ソフト、電子取引ソフトとも連携するシステム。
このうち、今回の対象となるどっと原価3は、2023年4月に販売を開始したクラウドタイプの原価管理システムとなる。工事現場や自宅から入力や操作が可能なために、テレワークなどの働き方改革へ対応する他、同年10月に施行を控えたインボイス制度に対応する機能も備えている。
これまで、機能に制限がある小規模企業向けの「ライト」と全オプションが追加可能な「スタンダード」を展開していたが、新たにカスタマイズ可能で拡張性のある「エキスパート」を追加した。
エキスパートでは、クラウドタイプの利便性はそのままに、企業それぞれの独自ルールに合わせたカスタマイズに応じ、スムーズな原価管理システムの移行が実現する。また、最大50台まで同時利用可能なため、中〜大規模企業への導入も見込んでいる。カスタマイズ内容や運用方法については、建設ドットウェブの担当営業が企業ごとのニーズをくみ取って提案し、運用まで伴走する。
今回、どっと原価3のプランに、既存のライトとスタンダードに、エキスパートが加わったことで、アカウント数や機能に差があるため、企業規模やシステム化の段階に即して選択できるようになった。
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