萩原建設工業は、iPhone ProおよびiPad Proに搭載されるLiDARスキャナーの建設業での活用の活動の一環として、同社土木部技術管理課を中心にネクステラスの協力を得て、スマートフォンアプリ「ConstLiDAR」を共同開発した。
萩原建設工業は、iPhone ProおよびiPad Proに搭載されるLiDARスキャナーの建設業での活用の可能性を模索し、推進を進めている。その活動の一環として、同社土木部技術管理課を中心にネクステラスの協力を得て、スマートフォンアプリ「ConstLiDAR」を共同開発し、2023年4月から配信している。
ConstLiDARは、「建設現場の計測をもっと手軽に!」をコンセプトとして開発したiOS向けスマートフォンアプリ(iOS14.0、iPadOS14.0以降に対応)。iPhoneProとiPadProに搭載しているLiDARセンサーを使い、水平や直線距離はもちろん、今まではレベルを使わないと出来なかった高低差計測、多角形面積や体積の算出を一人で簡単に素早く行える。
機能としては、2点をタップすると「水平距離」「垂直距離」「斜距離」「勾配(割合及び%表記)」が表示される2点間計測や長距離計測、面積/体積/丁張り計算、スクリーンショット機能を備える。無料版のLiteは2点間計測機能(水平距離、垂直距離、斜距離)のみの機能に限定し、製品版は5000円の価格設定で、どちらもApp Storeで提供している。
萩原建設工業では、これからも建設現場のデジタル化を実現することで、生産性や安全性を向上し、スマートな建設施工の実現に取り組んでいくとしている。
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