新機能は、8時間以上の使用に耐える防水性のある専用モバイル充電器から本体へ直接給電する「モバイル給電」、内臓マイクの強化で複数人との双方向でクリアな会話が可能になる「スピーカー通話」、映像酔いを防ぐ「自動手ブレ補正」、最大8倍にまで拡大して解体現場などの危険な場所でも安全地帯から撮影できる「デジタルズーム」、スタンダードモデルのSafie Pocket2と比較すると2倍の映像伝送レートを標準装備した「高画質」の計5つを追加。
こうした機能は、既存ユーザーから実際に寄せられた要望に沿って、フィードバックした上で搭載されたスペックだという。
なかでも高画質とクリアな音声通話は、トンネル内工事や騒音の多い現場でも、ワイヤレスイヤフォンなどで問題なく本社や事務所とコミュニケーションが図れるようになり、今まで以上に使える場所を広げた。
セーフィー 企画本部 loTソリューション部 プロダクトグループ 杉本秀樹氏は、「Safie Pocket2 Plusは、建設現場が求めている労働時間の削減、育成環境の整備、安全・衛生管理の整備といった課題を全て解決するカメラ」と強調。シームレスな遠隔操作で、移動時間の短縮につながるだけでなく、若手社員への細かい技能指導や危険作業の見守り、現場の施工管理など、ユーザー目線での業務の効率化と生産性向上に大きく貢献すると、力強く語る。
2023年6月8日に発表された直近のアップデートでは、Safie Pocket2 Plusを含むSafie Pocketシリーズに「遠隔臨場モード」を実装した。
自治体の遠隔臨場は、国土交通省が方針を示す実施要項に基づき、自治体によっては発注者が遠隔からの立ち合いのもと実施した証跡のため、撮影時に監督員などの顔画像も記録することを求めるケースがある。
そこで新機能の遠隔臨場モードでは、実施記録の撮影時に、監督員などのワイプ映像をキャプチャー動画内に保存し、各自治体が策定した要領に沿った遠隔臨場が可能になる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.