基調講演に続いて、A/B/Cの3チャンネルに分けた多チャンネル方式によるセッションが始まった。ArchicadとともにBIM推進を支援するBIM推進パートナーたちが講師を務めるAチャンネルでは、各社10〜15分程度のセミナーを10本発信した。
最初に登場したのは、デル・テクノロジー。Archicadが快適に使えるワークステーション「Precision」シリーズのレンダリング評価レポートやテレワークに適した周辺機器などをPRした。
続いて日本HPは、BIMが普及した現代日本の建築業界のコンピューティングで特に重要なものとして、「セキュリティ」「パフォーマンス」「モビリティ」の3点を強調。これらを満たすHPのコンピュータ製品として、「HP Z Workstation」にスポットライトを当てた。
ファシリティ・マネジメントのソフト開発を得意とするFMシステムは、BIMと連携してより効果的な施設管理を実現する統合FMプラットフォーム「FM-Integration」を解説し、続いてデータロジックは鉄鋼業分野でのBIMのワークフローをテーマに、鉄骨専用CAD/CAM「REAL4」への構造データ取り込みから鉄骨モデルの制作、図面作成、加工用データ作成まで説明した。
また、BIM対応建築積算システム「ヘリオス」で知られ、建築コストに関わる業務効率化のプロ集団バル・システムは、最新のBIMアドインの積算システム「COST-CLIP」を中心にPRした。
ユニオンシステムは、主力商品である一貫構造計算ソフト「SS7」で制作した物件データと変更差分データを「ST-Bridge」を利用して、Archicadにインポートするデモンストレーションを行った。
BIMcloudのクラウド基盤となる「UC for BIMcloud」を提供しているエスエスアイ・ラボは、UC for BIMcloudを用いた三越伊勢丹プロパティ・デザインへのインタビュー形式のセッションとなった。
one buildingは、BIMとWeb、ITをシームレスにつなぎ、基本設計・実施設計段階におけるエネルギー検討や計算を可能にする開発中の新ソリューション「BIM sustaina for Energy」を実演。
さらにArchicad専用アドオン「smartCON Planner」で知られるグローバルBIMは、多様なBIMモデル作成からその活用まで幅広く提供するBIMプロジェクト支援業務の詳細を語った。
Aチャンネルで最後を飾ったのは、U’s Factoryである。同社は開発中の新ソリューションとして、自動モデリングや修正作業を実装し、Archicadを使って誰でも簡単に見積もり金額を計算してプラン提案まで行える新製品を披露した。
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