On-Coは、借りたい人の情報を開示してマッチングするサイト「さかさま不動産」のメタバース支局立ち上げのため、2023年2月19日に体験イベントを開催した。メタバースにて「空き家を借りてやりたいことがある人」との出会いを創出する実証実験を行う。
On-Coは2023年2月19日、「さかさま不動産」メタバース支局の体験イベントを開催した。
さかさま不動産は、従来のように物件を「貸したい人」ではなくて、「借りたい人」の情報を開示してマッチングするというWebサイトだ。「誰にでも貸したいわけではない」と考える物件所有者へのアプローチや、チャレンジ精神を持つ人を地域に誘致する流れが可能となるという。
さかさま不動産に掲載する借りたい人は20〜40代が中心で、「二拠点生活に興味がある」「移住したい」「空き家で夢をかなえたい」などのクリエイター気質の人が多い傾向があるという。想定する利用層である若者やクリエイターの情報収集やマッチングの場が、将来はメタバースに移行する可能性を見据えて、さかさま不動産のメタバース支局を立ち上げた。今回の実証実験では、メタバース上で「空き家を借りてやりたいことがある人」の告知を試みている。
内閣府によれば、2022年6月時点のテレワーク実施率は全国で30.6%、東京都で50.6%と非常に高い。また、副業や兼業を容認する企業も増えており、働き方改革やテレワークの普及により、場所や時間にとらわれない多様な働き方が広がりつつある。同時にコミュニケーション不足が課題となっており、メタバースの導入によって課題解決を目指す動きが注目を集めている。次世代の働き方と人々の活動の一プラットフォームとして、メタバース活用が見込まれているという。
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