昨今、マンションや戸建て価格の高騰が続き、新築だけではなく中古物件の価格も上昇しています。そこで、アットホームが実施した「『住宅購入のプロセス&マインド』調査2022年度版」をもとに、過去2年以内の住宅価格の推移をはじめ、住まいに対するニーズの変化や重視する設備などをレポートします。
過去2年以内(2020年6月以降)に、自己居住用として住宅を購入した人の平均購入価格を調査すると、新築マンションが4428万円、中古マンションが3162万円、新築一戸建てが3938万円、中古一戸建てが2498万円でした。また、2020年の平均購入価格と比べると、新築マンションや新築一戸建ては200万円以上も上昇しました(出典:「『住宅購入のプロセス&マインド』調査2022年度版」発行:アットホーム、2022年10月公表)。
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本連載では、アットホームの不動産市場や不動産テックなどの各専門分野に長けた執筆陣が、法令改正に伴う消費者動向や不動産分野でのAI先端活用例について、各回テーマを設定し、現状と今後の予測について独自分析していきます。
また、当社が毎月出している「首都圏における『中古マンション』の価格動向』によると、2020年10月時点で首都圏の中古マンション1戸あたりの平均価格が3144万円だったのに対し、2022年10月の平均価格は3863万円と約720万円上昇しています(「2020年10月首都圏における「中古マンション」の価格動向」「2022年10月首都圏における『中古マンション』の価格動向」発行:アットホーム/分析:アットホームラボ)。
背景には、金融緩和による低金利や資材高騰などがありますが、今後もマンション価格の上昇は継続しそうです。
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