大阪府摂津市で延べ1.4万m2の物流施設が竣工、「SANKEILOGI」が関西初進出リテール&ロジスティクス

サンケイビルは、JA三井リース建物とともに、大阪府摂津市で計画を進めていた物流施設「SANKEILOGI 摂津」が竣工したことを発表した。なお、「SANKEILOG」ブランドの物流施設が関西に展開するのは今回が初だという。

» 2022年11月02日 13時00分 公開
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 サンケイビルは、JA三井リース建物とともに、大阪府摂津市で開発を進めていた物流施設「SANKEILOGI 摂津」が竣工したことを2022年10月28日に発表した。

大阪モノレール「摂津」駅から徒歩6分

 開発地は、近畿自動車道「摂津北インターチェンジ(IC)」から約1.2キロ(自動車で約3分)のエリアにあり、大阪都心部や京都府、神戸エリアへもアクセスが良好なだけでなく、大阪モノレール「摂津」駅から徒歩6分と通勤利便性に優れる。

 SANKEILOGI摂津は、S造地上4階てで、各階に男女トイレを設置し、ドライバー用トイレとドライバー用休憩室を設けた他、温かみがある木調のエントランスホールを備えている。

「SANKEILOGI 摂津」の外観 出典:サンケイビルプレスリリース

 倉庫は、梁(はり)下有効高さが5.5メートルで、床荷重は1平方メートル当たり1.5トンとなっている。庫内には、1基の荷物用EV(積載荷重が3.5トン)と3基の垂直搬送機(積載荷重が1.5トン)を用意し、各階にフォークリフト充電スペースを完備した。加えて、15台分の大型車対応トラックバースや7台分のトラック待機所、3基のドックレベラーを備えた。

左から、「SANKEILOGI 摂津」の車路、トラックバース、倉庫エリア 出典:サンケイビルプレスリリース
左から、「SANKEILOGI 摂津」の垂直搬送機・荷物用EV、エントランス、エントランスアプローチ 出典:サンケイビルプレスリリース

 環境配慮に関して、屋上に太陽光発電システムを搭載し、発電した電力を自家消費可能としているだけでなく、停電時には太陽光発電システムの自立運転機能で施設内の一部に電力を供給できる。さらに、全館にLED照明器具を採用し、建物には断熱性に優れたサンドイッチパネルと非常用発電機設置スペースを導入した。

左から、「SANKEILOGI 摂津」の太陽光パネル、事務所エリア、ドライバー用休憩室 出典:サンケイビルプレスリリース

SANKEILOGI 摂津の概要

 SANKEILOGI 摂津は、S造地上4階てで、延べ床面積は1万4778平方メートル。所在地は大阪府摂津市鶴野四丁目66番3で、敷地面積は7318平方メートル。設計・施工は錢高組が担当し、着工は2021年7月で、竣工は2022年9月。

「SANKEILOGI 摂津」の広域地図(左)と狭域地図(右) 出典:サンケイビルプレスリリース

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