大日本印刷は、DNPフォトイメージングジャパンとともに、企業の従業員や商業施設のテナントスタッフなどが街なかに設置された証明写真機「Ki-Re-i」で撮影した顔写真データを収集し、顔認証に活用するシステムの提供をスタートした。今後は、企業などが保有するオフィスや会員制の施設を中心に今回のサービスを提供し、2025年度に2億円の売上を目指す。
大日本印刷(DNP)は、DNPフォトイメージングジャパン(PIJ)とともに、企業の従業員や商業施設のテナントスタッフなどが街なかに設置された証明写真機「Ki-Re-i(キレイ)」で撮影した顔写真データを収集し、顔認証に活用するシステムの提供を2022年10月12日に開始した。
今回のシステムは、「DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-i」と、dotBravoが運用する顔認証システム「dotFace」を連動させたもので、国内で運用している約5600台のKi-Re-iで撮影した顔写真のデータをリモートで集め、このデータを活用した顔認証によって、非接触での入退室管理と検温を同時に実現する。
具体的には、新システムを利用する企業の担当者が、国内で運用中のネットワーク接続されているKi-Re-iで、従業員などが撮影した顔写真データをリモートで集められる。さらに、Ki-Re-iで撮影することで、顔認証システムに適合する、高品質で均一な顔写真データが得られ、顔写真データの再収集や認証エラーの低減など、事務局で生じる作業の効率化を図れる。
加えて、顔認証システムのdotFaceでは、オフィスに点在する各エリアの入室権限を顔写真データに付与することや入退室データの管理、検温が可能で、不正な入室の防止、感染症リスクの低減などにつなげられる。
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