ではここからは、新製品のNEW RiSEをさらに深掘りしていく。間取りは、全住戸玄関を1階に配した長屋形式で、1階を1LDK、2階を2LDKを標準とし、南側玄関タイプと北側玄関タイプを用意。南側玄関タイプは、キッチンを中心に配置しているため、リビングから洋室までを見渡せる。仮に将来、子どもが産まれても、常に見守りながら、安心して料理や家事ができるのはうれしい点だ。一方で北側玄関タイプは、水回りをキッチンの近くに集約。効率的な家事の導線に配慮している。
他にも、1階のバルコニーをサンルーム仕様とする別タイプのプランもあるため、生活環境や敷地形状といった条件に合わせて、好きな間取りを選べる。また、建物の断熱性能を高めたり、追加で太陽光パネルを設置したりして、環境性能を一層向上させる追加オプション「DK-ZEH」もラインアップ。
しかし、なぜ独り暮らし世帯や核家族世帯ではなく、あえて夫婦やカップルをターゲットにしたのか。それは、2人暮らしの需要が日に日に高まっているからだ。
国立社会保障・人口問題研究所が2018年に実施した調査によると、夫婦のみの世帯は、2025年に1120万世帯まで増加すると予測。その後、2030年以降は世帯数自体は減少となるものの、夫婦のみ世帯の割合は、上昇傾向になるとしている。
また、住居の広さという観点では、同年に国土交通省が公表した「住宅・土地統計調査」を引用すると、2人暮らしで最も重宝されている間取りは18.0〜20.9畳だと判明している。
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