東海電子は、IT点呼、対面点呼、電話点呼、遠隔点呼など、あらゆる点呼に対応する、クラウドタイプの点呼システム「e点呼PRO」を2022年4月11日から発売した。全てを1つの点呼記録簿として管理することができる。
東海電子は、IT点呼、対面点呼、電話点呼、遠隔点呼など、あらゆる点呼に対応する、クラウドタイプの点呼システム「e点呼PRO」を2022年4月11日から発売した。
e点呼PROは、同社の、ALC-PRO、Tenko-PRO、Karte-PRO、HC-PRO、Aino-PRO、運管PROに続く、法人向けシリーズの最新製品で、クラウド型の統合点呼システムだ。トラック、バス、タクシー、鉄道、航空などの運輸事業主や、産廃事業、建設、卸売業他、安全運転管理者選任事業所などの一般企業など、アルコールチェックや点呼が義務付けられている事業者が業務インフラとして利用できるよう、約2年かけて開発した。
e点呼PROは、旅客・貨物運送事業者のさまざまな点呼方式への対応に加え、2022年4月からの、一般事業主(安全運転管理者選任事業所)による、対面によるアルコールチェック、対面によらないモニターや映像を用いた点呼にも対応しており、全てを1つの点呼記録簿として管理できる。
e点呼PROで利用できるアルコール検知器(東海電子製)は、 設置型アルコール検知器 ALC-PRO II、携行型・スマートフォン接続型アルコール検知器 ALC-Mobile IIの2機種で、点呼人数に応じて、最適な機種を選べる。
あらゆるパターンの点呼を正しく実施するため、数々の機能を備える。
導入費用は、点呼体制により、営業所ごとに使用するソフトウェアライセンス費用と、ハードウェア費用(カメラや測定機器類)がある。
1対2(酒気帯び確認は、被点呼実施側2カ所)でIT点呼を行う場合の初期費用と維持費用は以下の図の通りだ。
e点呼PROの動画保存バージョンは、標準アプリケーションと、動画保存機能対応アプリケーションの2種類があり、運用に合わせていずれかを選択する。
e点呼PROクラウドアプリケーション単体では、遠隔点呼としては認められないが、必要なハードウェアを組み合わせることで、遠隔点呼の12項目チェックリストをクリアできる。ただし、点呼形態により必要な機器が変わるため、注意が必要だ。
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