自動配送ロボやドローン、音楽を用いた4つの5G事業を採択、サムライインキュベート5G(3/5 ページ)

» 2022年04月01日 07時00分 公開
[遠藤和宏BUILT]

宅配会社のスタッフが頭を抱える負担を軽減

東京都立大学 5G・南沢まちづくり担当課長 芳賀敦

 遠隔操作ロボットによるキャンバス内配送では、東京都八王子市の東京都立大学 南大沢キャンパスで、LOMBYを使用し、宅配会社が校舎の正門に運送した荷物や学内カフェテリアが提供する商品を校内の教職員と学生に運ぶ。東京都立大学の芳賀敦氏は、「東京都立大学の南大沢キャンパスは、広大な敷地なため、職員への荷物の運搬などが宅配会社のスタッフに負担になっている。こういった問題を、5GによるLOMBYの遠隔操作で解消したい」と強調した。

「遠隔操作ロボットによるキャンバス内配送」の詳細
「遠隔操作ロボットによるキャンバス内配送」の対象エリア
三菱地所 管理・技術統括部 統括 花岡大輔氏

 非対面での屋内外物流では、東京都千代田区の複合施設「常盤橋タワー」と広場「TOKYO TORCH Park」でユーザーにより注文された商品を、常盤橋タワー内の店舗からLOMBYで配送する他、常盤橋タワー内のエレベーターとLOMBYを連動し、複数階の移動を実現する。三菱地所の花岡氏は、「今回の実証では、常盤橋タワーとTOKYO TORCH Parkで、LOMBYやエレベーター、多様なロボットを連携し、ロボットの業務を増やして、ロボットの社会実装につなげていく」と言った。

「非対面での屋内外物流」の詳細
屋内外物流の対象となるエリア

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