FMフォーラム2022の“オードリー・タン氏”サプライズメッセージとBIMに関する講演JFMA調査研究部会のFM探訪記(5)(1/2 ページ)

本連載では、日本ファシリティマネジメント協会(JFMA) 専務理事 成田一郎氏が「JFMA調査研究部会のFM探訪記」と題し、JFMA傘下で、マネジメントや施設事例、BIM×FMなどの固有技術をテーマにした合計18の研究部会から成る「調査研究部会」での研究内容を順に紹介していく。第5回は、毎年恒例の「日本ファシリティマネジメント大会(ファシリティマネジメントフォーラム)」のスペシャルメッセージとBIMに関する講演の数々について解説する。

» 2022年02月08日 10時00分 公開

◆オードリー・タン氏のサプライズビデオメッセージ

 2022年2月18日から開催の「日本ファシリティマネジメント大会(ファシリティマネジメント フォーラム2022)」については、前回その概要をご紹介しました。

 その後、なんと予想だにしなかったことが起きました。台湾のデジタル担当政務委員(閣僚)のオードリー・タン(Audrey Tang)さんより、ビデオメッセージをいただけたのです。JFMA会員の方々からも、タン氏からのメッセージの要望をいただき、日本のファシリティマネジャーへの言葉をお願いしましたところ、大変快く、引き受けくださり、すばらしいコメントを頂戴することとなりました。関係者一同大喜びで、まさにサプライズでした。

 タン氏には、私どもから5つの質問を投げかけました。簡単にご紹介しましょう。

  • 今後の働き方についてアドバイスを! (ワークスタイル)

  • ダイバーシティーやホスピタリティなど、ファシリティと「人」との在り方について! (人権)

  • FMに携わる人々の高齢化と、若者の参加についてアドバイスを! (若者・高齢化)

  • デジタル化推進のためのアドバイスを! (技術)

  • サステナブルな変革とDX。日本のファシリティマネジャー宛にメッセージを!

 オードリー・タン氏からは、質問にとても真摯に答えていただき、「日本のファシリティマネジャーへ、5つのメッセージ」となりました。ぜひご視聴ください。

 タン氏のメッセージは、2022年2月18日(金)のライブ配信時だけではなく、2月21日(月)から3月7日(月)までの間にオンデマンド配信もいたします。

「日本ファシリティマネジメント大会(ファシリティマネジメント フォーラム 2022)」 提供:JFMA

◆JFMA調査研究部会の講演

 JFMAの18の調査研究部会は、月1回以上は活発な活動をしていて、セミナーや報告書など各種の情報発信をしています。毎年2月開催の「日本ファシリティマネジメント大会(ファシリティマネジメント フォーラム)」で、各部会活動の最先端となる成果を部会長などが発表します。

 読者諸氏が興味のある部会としては、「BIM・FM研究部会」で、「FMにおけるBIM活用事例集の発行について」を猪里孝司部会長(大成建設)が講演します。

 さらに「コンピュータ活用研究部会」からは、「新刊『FMで活用するICTシステムvol.2』の概要・ポイント紹介」を、天神良久部会長(東洋大学)他が解説します。

 きっと興味の沸く内容と思いますので、この機会にご覧ください。

JFMA調査研究部会の講演 提供:JFMA
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