ルクレは、施工管理クラウドシステム「蔵衛門」において、鉄筋コンクリート工事用の電子小黒板を自動作成するAI「e-Kokuban」を開発した。
ルクレは、施工管理クラウドシステム「蔵衛門」において、鉄筋コンクリート工事用の電子小黒板を自動作成するAI『e-Kokuban』を開発した。また、今回の開発に伴い2021年9月29日からモニターの募集を開始している。
今回の技術では、独自の画像解析AIにより配筋リストから自動で電子小黒板を作成する。撮影に必要な全ての情報と図が即時に反映され、撮影者は『蔵衛門Pad』上に作成された電子小黒板をもとに撮影を行う。未撮影写真も一覧で確認することで撮影漏れを防ぐことが可能になる。同技術により配筋検査用の写真を準備する時間が削減されるという。
これまでの工事現場では、鉄筋コンクリート工事などの配筋リストから黒板への図の転記や、撮影項目の入力などの煩雑な作業が必要だった。また、作業は図面を読み取るノウハウが必要である上に、記入漏れなどの人的要因も発生していた。
同社によると、今回のAIによる電子小黒板自動作成技術により入力作業時間の実質ゼロを実現。人的要因の課題も解決することで、経験によることなく誰でも工事写真業務が行えるようになったという。なお、同技術は特許出願中とのことだ。
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