リアルゲイトが東京タワーを見ながら働けるオフィスを東京都港区で開業リノベ(1/2 ページ)

リアルゲイトは、東急が東京都港区東麻布で所有していたマンション「サマセット麻布イースト東京」をイノベーションオフィス「GROWTH BY IOQ」に改修し、入居者の募集を開始した。

» 2021年11月04日 07時00分 公開
[遠藤和宏BUILT]

 リアルゲイトは、東急が所有するオフィスビルの設計施工および運営企画業務を受託する協業プロジェクトをスタートし、第1弾として東京都港区東麻布で手掛けたイノベーションオフィス「GROWTH BY IOQ」を2021年10月にオープンした。同月27日にはGROWTH BY IOQの内覧会を開いた。

 会場では、リアルゲイト 事業本部 企画営業部 アソシエイト 寺岡昴樹氏が、GROWTH BY IOQの概要を説明した。

 その後、地下1階のワークスペース「RESIDENTIAL LOUNGE」とフィットネスジム、地上1階のワークプレース「WOKERS LOUNGE」および「共用会議室」、2〜13階に配置された専有部「PREMIUM SOHO」「SOHO」「SETUP SOHO」「OFFICE」の一部、14階のリラックスエリア「PLAY LOUNGE」、屋上のテラス「ROOF TOP」を披露した。

入居者のクリエイティティビティを高める音楽を提供

リアルゲイト 事業本部 企画営業部 アソシエイト 寺岡昴樹氏

 リアルゲイトの寺岡氏は、「GROWTH BY IOQは、SRC造地下1階/地上14階建てで、東急が保有していたマンション“サマセット麻布イースト東京”をオフィスビルに改修したものだ。今回の建物では、“PLAY TO WORK、WORK TO PLAY”をコンセプトに掲げ、気分や作業内容に合わせて働ける環境を構築するために、総戸数77戸の専有部はさまざまな企業のニーズに応えられるようにした。加えて、多様なワークスタイルに対応する共用部を充実させた」と話す。

 続けて、「また、入居者のクリエイティビティを高める施策として、クリエイティブコンサルタントのStyrismとコラボレーションし、野崎良太やSIRUPといったアーティストによる音楽のプレイリストを制作した。入居者は、専用のQRコードを読み取ることで、作成したプレイリストの音楽を気分に合わせて聞ける。さらに、“成長と多様性”をテーマに、Asuka WatanabeとOTANIJUNが作ったスカルプチャ、ミューラル、イラストレーションといったアートを屋内に展示している」と補足した。

 地下1階のRESIDENTIAL LOUNGEとフィットネスジムは、PREMIUM SOHO、SOHO、SETUP SOHOの契約者が無料で24時間使えるスペース。RESIDENTIAL LOUNGEは、ソファと机を配置したソファエリア、1人作業に適したカフェテーブルエリア、テレビ会議に対応した4部屋の1〜2人用フォンブースから成り、食事や打ち合わせ、個人の業務にも使える。室内には、Wi-Fiとモニターを備えているため、PCを用いたデスクワークもしやすい。

「RESIDENTIAL LOUNGE」
「RESIDENTIAL LOUNGE」のフォンブース

 フィットネスジムは、ランニングマシンやパワーラック、ダンベルセットを用意しており、仕事の前後にトレーニングや運動を行える。

フィットネスジム

 地上1階のWOKERS LOUNGEは、OFFICEの契約者が無料で24時間使えるエリアで、エントランスに近く、集中作業用のカウンターテーブルやミーティング用のソファ席、個室会議室、複合機を備えている。なお、PREMIUM SOHO、SOHO、SETUP SOHOの入居者は、WOKERS LOUNGEを月額2万7500円(税込み)で利用可能。「PREMIUM SOHO、SOHO、SETUP SOHOは、用途が住居になるため、法人登記に応じていないが、WOKERS LOUNGEでは法人登記を行える」(寺岡氏)。

「WOKERS LOUNGE」

 WOKERS LOUNGE内には、全入居者が使えるフォンブースと共用会議室も設けている。フォンブースは1〜2人用で30分当たり300円で使用可能。共用会議室は、6〜8人用で、大型モニターやテレビ会議用のスピーカーとカメラを完備し、30分当たり800円で利用できる。

「WOKERS LOUNGE」内の共用会議室
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