リアルゲイトは、東京都港区で入居者の創造性を5つの機能で刺激するオフィスビル「THE MODULE roppongi」を開発した。現在、同社は、THE MODULE roppongiの入居者を募集しており、2022年3月に満床になる見込みだ。
リアルゲイトは、東京都港区六本木で2021年9月に竣工した複合施設「THE MODULE roppongi(ザモジュールロッポンギ)」の内覧会を同年10月19日に開いた。
会場では、リアルゲイト 事業本部 企画営業部 野崎翔太氏が、THE MODULE roppongiの概要とデザインを説明した後、1階のショップエリアや2〜5階のオフィスフロア、6階のバルコニーテラス付きペントハウス「SOHO(ソーホー)」、屋上のルーフトップテラスを紹介した。
リアルゲイトの野崎氏は、「THE MODULE roppongiは、S造地上6階建てで、ショップエリア、ショールーム、オフィス、SOHO、ルーフトップテラスで構成される複合施設。当施設は、都心でありながら、緑豊かな環境を備える六本木7丁目に位置し、周辺には国立新美術館をはじめとするアートギャラリーやアパレルブランド、カフェレストランなどの飲食店が集積している」と話す。
続けて、「建物の特徴は、入居者のクリエイティビティーをサポートするために、“ART”、“FRAGRANCE”、“SOUND”、“EAT”、“HEALING”といった5つの取り組みを行っている点だ。ARTでは、東京都渋谷区にあるホテル“TRUNK(HOTEL)”などのインテリアデザインを手掛けるデザイン会社のJamo associatesがTHE MODULE roppongiのエクステリアとインテリアのデザインを担った。さらに、アートディレクションは、六本木7丁目にギャラリー“CLEAR GALLERY TOKYO”を構えて活動するアートディレクターの松崎裕紀氏が担当し、屋内にインテリアとアートが融合した空間を実現した。FRAGRANCEでは、“シンプルながらも都会的で洗練された空間”や“心地よいくつろぎと創造的な感覚が生まれる空間”をイメージしてブレンドされた100%天然香料のフレグランスをIRiS TOKYOにオーダーメイドし、3階のラウンジに活用している。SOUNDでは、空間サウンドデザイナーのSound Coutureが、1階のエントランスとラウンジに流れる音楽を作成した。EATとHEALINGに関しては、1階のショップエリアに、飲食店とリラックス機能を持つ店舗の誘致を進めている」と補足した。
建物の外観は、スタイリッシュなガラスウォールと青いタイルを組み合わせたデザインとし、施設のコンセプトである「多様な完成や個性が集まるクリエイティブプレース」を表現している。
1階のショップエリアは、全4区画で構成され、ガスと給排水の設備が整っており、飲食店の利用も可能。区画面積は、91〜167平方メートルで、各区画は連結して使える他、共用の化粧室と空調機を初期設備として搭載しているため、出店者の初期投資を抑えられる。
2階のオフィスフロアは、専有面積が55.73〜136.26平方メートルの全6区画で、専有部の多くがガラス張りとなっており、建物内外からの視認性が良好で、オフィスとしてだけでなく、ショールームやギャラリー、サービスショップとしても使用しやすい。そして、外階段から直接アクセスできる区画や給排水設備を完備した区画もあり、さまざまなテナントの二ーズに応じられる。
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