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» 2021年09月30日 07時00分 公開

日立ビルシステムが本社を新しい働き方の実験場に、新型のビルシステムを導入BAS(1/2 ページ)

日立製作所と日立ビルシステムは、日立ビルシステムの本社と亀有総合センターのオフィスを、ニューノーマルの働き方を検証する実験場をイメージして改修し、独自のIoTプラットフォーム「Lumada」を用いたビルIoTプラットフォーム「BuilMirai」および就業者向けアプリケーション「BuilPass」を導入した。

[遠藤和宏,BUILT]

 日立製作所と日立ビルシステムは2021年8月24日、東京都千代田区のオフィスビル「ワテスタワー」にある日立ビルシステムの本社で、オフィス内に新設されたオープンエリア「Green Park(グリーンパーク)」の内覧会を開催した。

 さらに、独自のIoTプラットフォーム「Lumada(ルマーダ)」を用いたビルIoTプラットフォーム「BuilMirai(ビルミライ)」および就業者向けアプリケーション「BuilPass(ビルパス)」の記者発表会を開いた。

 会場では、日立製作所 ビルシステムビジネスユニット SIB推進本部 プラットフォーム開発部長 赤津昌幸氏と日立ビルシステム 人事総務本部 総務部長 高橋邦久氏が、Green ParkやBuilMirai、BuilPassを紹介した。

5つのエリアから成る「Green Park」

日立ビルシステム 人事総務本部 総務部長 高橋邦久氏

 両社は、コロナ禍による労働環境の変化に合わせて、作業プロセスの見直しやペーパーレス化、ハンコレス化、ワークフロー化、在宅勤務の導入、直行直帰の推奨など、デジタル化を中心とした業務改善を行ってきた。

 具体的には、社内の職種が開発、製造、営業、施工、保全など多岐にわたることや従業員の6割が在宅勤務が難しいことを踏まえて、2020年7月に若手社員40人が中核メンバーとなり、さまざまな部門の働き方に応じる執務環境を実現するオフィス改革計画「WISHプロジェクト」をスタートした。

 WISHプロジェクトでは、第1弾として、ワテスタワー内の本社と東京都足立区にある日立ビルシステム 亀有総合センターのオフィスを対象に、2021年6〜8月にかけてリニューアルを行った。リニューアルでは、両オフィスにフリーアドレス制を採用し、ペーパーレス化を推進して書類スペースを圧縮して、執務エリアをスリム化した他、本社には、執務エリアの集約により生まれたスペースに、社員がリフレッシュを図れ、クリエイティブに働けるオープンエリアのGreen Parkを新設。亀有総合センターでは、社員食堂を改修し、営業時間外はオープンエリアとして使えるようにした。

 また、在宅勤務を中心とするリモートワークの推奨や全国に点在する事業所のサテライトオフィス化、6時35分〜21時50分の間で就業時間を選べるフレックスタイム制の導入なども行った。

 日立ビルシステムの高橋氏は、「本社のオフィスには、偶発的なコミュニケーションにより組織の枠を超えて知的生産性を促進させることや個人作業を効率化する場が従業員から求められていたため、こういった機能をGreen Parkには備えた」と話す。

「Green Park」の構成

 Green Parkは、「COLLEGEエリア」「LOUNGEエリア」「STAGEエリア」「VILLAGEエリア」「CHARGEエリア」で構成される。COLLEGEエリアでは、ソファやテーブル、個室ブースなどを配置し、個人作業や読書、会話の場として使えるようにしている。

「COLLEGEエリア」

 LOUNGEエリアでは、コーヒーメーカーやバーカウンターを設置し、コーヒーを飲みながらリラックスしつつ、同僚とコミュニケーションを楽しめるようにした。STAGEエリアでは、プロジェクター、スクリーン、座席、机、卓球台を設け、セミナーやプレゼン、運動に対応。

「LOUNGEエリア」
「STAGEエリア」
「STAGEエリア」の卓球台

 VILLAGEエリアでは、緑を中心に机と椅子を備え自然を感じつつコミュニケーションを図れるようにした。CHARGEエリアはソファやクッションといったくつろげるアイテムを据えて、リフレッシュ可能で気持ちのオン/オフを切り替えられるゾーンに仕上げた。

「VILLAGEエリア」
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