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» 2021年08月30日 13時00分 公開

東京都江東区でSGS認証「竣工前評価証明書」取得の物流施設が着工、東急不動産プロジェクト

東急不動産は、東京都江東区で、2022年5月末の竣工に向け、マルチテナント型物流施設「LOGI'Q南砂町」の開発に着手した。

[BUILT]

 東急不動産は、東京都江東区で、マルチテナント型物流施設「LOGI'Q南砂町」が2021年5月25日に着工したことを同月31日に発表した。

内部の間仕切り壁は全て防火シャッター

 計画地は、首都高速中央環状線「清新町インターチェンジ(IC)」から約2.8キロの場所にあり、首都高速9号深川線「木場IC」から約4.0キロで、都心部エリアと関東全域へ即日配送可能な位置に存在する。加えて、東京メトロ「南砂町」駅から約1.4キロで、都営バス「葛西橋」バス停から徒歩1分と、倉庫内で勤務する人材を確保しやすい。

 LOGI'Q南砂町は、地上6階建てのボックス型倉庫で、庫内の保管効率を高めるために内部の間仕切り壁を全て防火シャッターとし、上下搬送能力を高めるべく一般的なものよりも搬送スピードが高い荷物用エレベーターと垂直搬送機を設置する。建物は、有効天井高が5.5メートルで、床荷重は1平方メートル当たり1.5トンと、近年必要とされる基本仕様を備える他、庫内照度も300ルクスとすることでピッキングや伝票確認といった庫内作業の効率化を図る。

マルチテナント型物流施設「LOGI'Q南砂町」 出典:東急不動産
マルチテナント型物流施設「LOGI'Q南砂町」のエントランス 出典:東急不動産

 BCP対策としては、非常用発電機を配置し、停電時などでもオペレーションへの影響を最小限に抑える。そして、河川の氾濫を見越し、キュービクルや室外機などの各種設備機器と防災センターを想定浸水ラインよりも上部に設け、災害時のダメージを抑制し、建物の機能回復までの時間を短縮する。

 内装は、施設で働く人の職場環境に配慮し、東急不動産グループでもオフィスや商業施設のデザイン実績を多く持つSIGNALの監修により、木調でインテリアを統一し、シンボルツリーやボタニカルウォールで良好な空間に仕上げる。

マルチテナント型物流施設「LOGI'Q南砂町」の共有部 出典:東急不動産

 また、セキュリティを重視するテナント企業向けに、高付加価値かつハイリスク商品(重要書類、医療品、貴金属、精密機械)の保管で、入居前からセキュリティプランの妥当性と安全性を客観的に評価できるように、セコムと連携を行い、世界的認証機関であるSGSグループのSGS ジャパンが認証する「竣工前評価証明書」を取得した。

 竣工前評価証明書により、テナント企業は、セキュリティに関する評価を物件選定の判断基準に使え、事前に共用部を含めた建物全体で認証を得ることで、テナント企業が入居後に専有部内での個別認証取得が容易になる。

LOGI'Q南砂町の概要

 LOGI'Q南砂町は、S造地上6階建てで、貸床面積は1万4503.18平方メートル。所在地は東京都江東区東砂6丁目56番1(地番)で、敷地面積は5554.89平方メートル。用途地域は準工業地域。主要用途は倉庫、事務。駐車場は普通自動車34台、トラック待機場。設計監理は、意匠をコモンリンクが、構造、機械設備、電気設備を淺沼組東京本店一級建築士事務所が担当し、施工は淺沼組東京本店が担い、竣工は2022年5月末を予定している。

マルチテナント型物流施設「LOGI'Q南砂町」の広域図(左)と狭域図(右) 出典:東急不動産

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