YKK APは、インターネット上で、春(2020年5月15〜18日)、夏(2020年9月11〜18日)、秋(2021年1月22〜25日)にかけて、各期間で18歳〜74歳の男女5000人・延べ1万5000人を対象に、「コロナ禍における生活者の換気に関する意識調査」を実施した。調査結果によれば、各期間でコロナ禍の前と比べて換気に対する意識が高まっていることが分かった。
YKK APは、インターネット上で、春(2020年5月15〜18日)、夏(2020年9月11〜18日)、秋(2021年1月22〜25日)にかけて、各期間で18歳〜74歳の男女5000人・延べ1万5000人を対象に、「コロナ禍における生活者の換気に関する意識調査」を行い、リサーチの結果を2021年6月24日に発表した。
なお、対象者は、北海道、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県のいずれかに現在住む人をターゲットとした。
調査結果によれば、「コロナ禍の中で、以前に比べて換気に対する意識が高まっているか」と対象者に質問したところ、「非常にそう思う」もしくは「ややそう思う」と答えた人の合計は、春が全体の60%で、夏は58.1%、冬は55.2%となり、季節を問わず半数以上がコロナ禍の前と比べて換気に対する意識が高まっていることが分かった。
また、「換気のためには対角線で窓が開けられないと効率が悪い」や「気分転換やリフレッシュのため換気は欠かせない」といった意見も寄せられ、効率的な換気方法と重要性に対する知識も向上していることが判明した。
「あなたの自宅では換気をどの程度しているか」と対象者に聞いたところ、「積極的に換気をしている」あるいは「たまに換気をしている」と回答した人の合計は、春が全体の89.5%で、夏は85.2%、冬は73.0%となり、換気意識は季節を問わず変わらないものの、暑い夏や寒い冬には換気実施率が減る傾向が見られた。
「あまり換気はしていない」もしくは「換気をしていない」と返答した対象からは、その理由として、「夏は酷暑による熱中症を懸念している」「台風・ゲリラ豪雨が多く開けられない」「冬は結露で窓が凍る」「暖房代がもったいない」といったコメントが届いた。
「自宅の換気についてどれくらい満足したか」と対象者に尋ねたところ、「非常に満足している」もしくは「まあ満足している」と回答した人は、春が全体の67.3%で、夏は58.8%、冬は47.2%%となり、換気実施率の質問と同様に、暑い夏と寒い冬は、換気に対する満足度が減少した。
換気する際の困りごととして、「春と夏は窓開けによる虫の侵入が気になる」と答えた対象者は全体の70%以上を占め、窓を開けたくても開けられなくて困っている人が多数いることが分かった。さらに、「窓を開けて換気をしているが、本当に換気できているか不安」という声も多く集まった。
住まいに関しては、「断熱性が高く、かつ風通しの良い家が理想」や「自宅で趣味など好きなことができる空間」「外から帰ったとき、菌や花粉を完全に落としてから、家の中に入りたい」「自宅にいても簡単な運動ができる空間があると良い」といった意見が寄せられ、コロナ禍で多くの人が住居の快適性向上を求めていることが判明した。
調査時期:春:2020年5月15〜18日/夏:2020年9月11〜18日/冬:2021年1月22〜25日
調査対象:18歳〜74歳の男女
調査手法:インターネットによるアンケート調査
サンプル数:1万5000人
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