くりばやし整骨院で使用した跳ね出しの考え方を発展させた作例が、2016年に埼玉県で竣工した「伊奈の家」(写真2-1,2)です。伊奈の家では、2方向に対して一間の跳ね出しを実現しました。都市部では、土地をなるべく有効活用しようとする時、キャンチレバーのように跳ね出す計画がとても魅力的となるケースがあります。伊奈の家でも、1階と2階の軸組間にCLTを挟み込む「CLTプラットフォーム軸組構法」を用いることで、東側の跳ね出し下を駐車場とし、北側の跳ね出し下を玄関ポーチとして活用することを実現しました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.